大宮戦について 前半
甲府の3-4-2-1システムがどこまで機能するのか
大宮戦です。見た感想を
[前半]
まだ1分も経たない内に
?と思うシーンが1つありました
急に山本が上がり、右CBのピョンになにか伝えています。ビルドアップ時に後ろを4-2にする為? ピョンに中に絞れと言っているのか、または単純にラインを上げろと言っているのか。
しかし、ピョンはあまり動かずに山本が空けた
広大なスペースを空けたままにしています。この後
なにもありませんでしたが少し見てて怖かったです。
最初の5分間大宮は前線から積極的にハイプレスをかけ続け甲府にボールを切らせる場面が多かったです。
問題のシーン1つ目
岡のありえないパスミスから相手に決定機
ボールを繋げる意識が高くなったことはいいが、
最初の5分間相手が集中してハイプレスをかけていること。まだCB間の連携が疎かであること。
色んな条件が重なった上でのこのパスミスは痛い
なんとか防いだがこれで失点していたら酷い試合展開になっていたかもしれない。
このピンチを防いだ後、甲府も前からハイプレスを仕掛けます。特にリンス、小椋、松橋のハイプレスはとても連動していました。
問題のシーン2つ目
コーナーキックからの失点
単純にゾーン人多くない?しかもマーク1人足りてない。後ろでなんでもやりたい放題のマークのつき方。
サインプレーをするにはうってつけなディフェンスの仕方です。これはサインプレーというよりも単純にドフリーだったってことですね。
そしてリンスのこのプレー
甲府の攻撃はリンスが要であることは間違いないのですが、1人で仕事をこなしたがりなのか全体的に味方を使う場面が少なかったです。これも小塚に預ければチャンスに繋がったかもしれません。
しかし、やはり甲府の要であるリンス
4分後にチャンスを演出します
おそらく甲府の1番良かったシーンです
楔にボールを貰いに来たリンス
しかしボールを貰える状況ではありません
リマが困っていると小塚がDFラインに戻せと手振りします。それを見た大宮の選手はリマにプレスをかけます。それに合わせてリンスは後ろに下がり、自分が貰えるスペースを作り、松橋とアイコンタクトを取っています。
ボールを要求後、リンスはすぐさま反転、松橋はすでに走り出しており、急な展開に大宮の右SBは完全にボールウォッチャー。松橋ドフリー。
この場面は本当に惜しかった
松橋もっと運べなかったのか
ペナルティエリアまで運べたら確実に一点物にできたシーンでした。
そして5分後。
さっきの崩しはなんだったのか
この広く空いたスペースになぜか誰もいません
ここにリンスが来て、三角形が作れたら
数的優位で左サイドを攻略出来ました。
まだ戦術が浸透していない状態ですね
初戦ですし、これからですかね。
そしてこのシーン
リンスはWBとの連携はいいんですが…
何でこんなにも中盤の選手を使わないのか
難しいことをしたいのか中盤との組み立てには不向きな気がします。
この試合、大宮は極端に左サイドを主戦場にしていたため、2シャドウの堀米は自陣の右サイドハーフまで守備をしていましたが、リンスはそこまで守備に戻らず、カウンターが出来る位置に居ました。
しかしこれにより大宮右サイドに広いスペースが生まれ、簡単にスペースを使わせてしまいました。
前半に甲府のいい場面もありましたが
まだムラが多く、ポゼッションには課題が多い印象です。まあ大宮がかなり集中した守備を展開していたため、無理もない気がします。
しかし小塚のパス精度には光るものがありましたね
今後も期待しましょう
後半に続く