あの日ウェストハム

ウェストハムファンが思ったこと書くブログ

ペジェグリーニ 第13節ウェストハムvsトッテナム戦

はじめに

ペジェグリーニの後任について盛り上がってますが、一応書きました。まあそんなに書くことはないのですぐ読み終わるかと。じゃあ書いていきます。

f:id:ka1rara:20191130122527j:plain

 

1.スターティングメンバーと試合結果

f:id:ka1rara:20191130121945p:plain

https://www.whoscored.com/Matches/1376033/Live/England-Premier-League-2019-2020-West-Ham-Tottenham 参照

 

ウェストハムはライスをアンカーに置く4‐1‐4‐1を採用。特に変わったところは見受けられない。ペジェ自身クビがかかっている試合が続く中、一番手ごたえのあるこの布陣でこの後の試合も戦うことが予想される。

対してモウリーニョ初陣のスパーズ。世界が注目するであろうモウリーニョの監督復帰、彼は監督業を休んでいた間フットボールの勉学にあてていたらしい。

チームを任されわずか3日ではあったが、選手たちも生き生きしていたように見える。

試合結果は2‐3でスパーズの勝利。試合内容はウェストハムの惨敗でした。監督来て3日のチームに組織の完成度で完っ全に負けていました。残念です。

 

2.守備

開始3分 スパーズがボールを握るといきなり右肩オーリエ上がりの3‐4‐3に可変。サンチェス、アルデルヴァイレルトデイビスの3バックでビルドアップを開始。

ウェストハムはアレとIHでボランチへのパスコースをチェックしていたが、3バックの左右の務めるサンチェスやデイビスからアンカー脇にポジショニングするデレアリへのコースはチェック出来ず、この一発のパスでバイタルで前を向かせてしまっていた。

f:id:ka1rara:20191130130705p:plain

しかしウェストハムも動きます。ペジェが指示したのか選手たちが判断したのかは分かりませんが引き続きボランチ封鎖のまま、ボールサイドのヤルモレンコが先ほどのアリへのパスコースを消し、外に開いている孫にはライアンがチェック。ライスもアリにマーク。

f:id:ka1rara:20191130132624p:plain

 

よってスパーズは逆サイドに展開。

サンチェスからのルーカスへのパスをクレスウェルがチェック。ここでボール回収。

f:id:ka1rara:20191130144922p:plain

こんな状況があったりなかったりで30分まではお互い睨め合い。

スパーズもまだ流石に組織が甘く、右サイドで幅を取るオーリエの位置が低かったり、ソンが中にポジショニングする選手と被ったり、ボランチを務めるダイアーも久々の出番で試合勘が欠けてるのか、イージーなミスが続き、攻撃が少しちぐはぐでした。

 

しかしウェストハムの前線からの守備にスパーズが徐々に順応し始め、3バックが詰まったらケインが落ちてきたり、ウィンクスがプレスの合間に上手く入り込みビルドアップに安定を取り戻すと、ついにスコアが動きます。

f:id:ka1rara:20191130150400p:plain

 

 

f:id:ka1rara:20191130151817p:plain

正直ここまで何度も決定機を作られかけたシーンがありました。ライスの度が過ぎるカバーリングの広さでギリッギリでなんとか止めていました。このシーンもCBのボール処理のミスをゴール前まで運ばれ、ケインとGKとの1対1を間一髪で救った場面です。

ライスが繋いでくれたボールを簡単に回収され、

f:id:ka1rara:20191130152003j:plain

ライスがCB裏をカバーリング後に戻れるはずもなく、アンカー脇どころかアンカー不在。ライスが抜けたスペースを埋める動きがあまりに少ないのがウェストハムの大きい課題の一つです。この後当然のようにこのスペースに居るアリへ縦パスを通され、簡単に裏へ抜け出したソンへスルーパス。DFとの1対1を簡単に制しスパーズ先制。

この後もスパーズのビルドアップを止めれず、後半に入ってもなお前線からのプレスにあまり変化もなく、0‐3まで完膚なきまでにボコされました。

 

3.攻撃

ウェストハムの攻撃はやはりアドリブが多い。チームとしてやりたいことが一方向に向いてないんですよ。誰か最低限だけでも仕込んでほしい。

やっぱり課題はビルドアップ。1年半ずっとできない。別になくてもいいんですよ?でもなんか繋ぎたそうにしてるからこの1年半言ってるだけで。スパーズは終盤完全に自陣に4‐4‐2丸ごと閉まってしまったのでライスのCBの効力はあまり見受けられなかった

f:id:ka1rara:20191130155518p:plain

これなんてあまりにビルドアップに人数割きすぎです。スコアは0‐3で別にプレスも大してかけてこない相手に。SBは相も変わらず低すぎるし、そりゃアレも孤立しますよ。

スパーズは4‐4‐2の中央コンパクト。まさにモウリーニョですが、まだスパーズの選手たちのスライドが遅く、サイドに振ればどこかに風穴が空いていました。いましたが、しかもそこにフリーな選手がいても上手くボールが動かせず、オープンな状況でチャンスを作ることができなかった。

やはり選手たちのアドリブだけでは何ともなりません。うちにはダビドシルバもいなければアグエロもヤヤトゥーレもいません。個人で何とか出来るのはアントニオぐらいです。

終盤そのアントニオがなんでその足の振り方で?みたいな非常にコンパクトな足の振りでしかも体制も崩しながら再現不可能なとんでもなく難易度の高いシュートをゴール隅に叩きこみ、1点を返すと、CKで2点目。試合終了。

 

まとめ

特にいうことはありません。代わり映えのしない戦い方に飽き飽きしてます。最近ウェストハムの試合も楽しみにはしてないので僕の楽しい週末を返してくれるような監督を僕はサンタさんに頼もうかなと思ってます。靴下にコヴァチが入っていますように。